労働の肯定

哲学の起源を読んで、アテネは奴隷制で労働が軽蔑されていたが、イオニアでは労働が尊重されていたと知り、労働者として励まされるような気がした。68年の革命後も労働の否定が流行り、ダメ連のようなものに行きついたが、それに共感を覚えつつもどこか違和感があった。どんな社会でも労働なしに人が生きられないのは当然だから。労働の軽蔑はアテネの反復であり、資本主義を補完する。それに抗する共産主義は労働の肯定=解放を目指す。イオニアの回帰を。