この夏はつらかった。ついに死ぬかと思った。が、昨夜から急に涼しくなり、どうやら夏を乗り切ってしまったらしい。この陰惨な生には、今夏も、とどめは刺されなかった。まだまだ生きよというのか...。

フィルムセンターで「女体」。浅岡ルリ子にノックアウト。こういう魔性の美女に人生をめちゃくちゃにされてこそ、男として生まれたかいがあるというもの。会社や家庭の安定と平和。そんなものがクソだということを、どんな男もうすうす感じているが、自分で壊す勇気はない。突然現れた女だけがそれを壊す。彼女こそ天使だ。