2015-01-01から1年間の記事一覧

もう4度目かの神々のたそがれを、新文芸坐の大きなスクリーンで浴びた貴重な夜。希望がないことが希望である、という坂口安吾の言葉を思い出したりした。汚物塗れの絶望の3時間、なのにこの清々しさはなんだろう?これこそ絶望の果ての、信じるに足る唯一…

池袋でアレクセイ・ゲルマンの映画を2本見て、久々に満ち足りた気持ちになった。なんと天使的細部に満ち満ちた傑作であることか。こんな映画に出会えるなら、この胸糞悪い人生、もうちょっと生き延びてやろうか。

渋谷で悪魔のいけにえ。映像よりも音響が凄かった。ただ、ラストのチェーンソーの爆音などは、何もここまでしなくても、といいたくなるほど不自然で違和感があったが。まあそれを引いても、やはり傑作には違いない。恐怖だけではなく、いたるところに現れる…

やはり私は統合失調症なのか。 もう20年くらい前からそんな気がしていた。精神科を訪れたが抑鬱症状としか診断されず、その後訪れた別の精神科で私は統合失調症ではないでしょうかと言ったのに否定され、またしても抑鬱症状と診断され、服薬治療を続けたが一…

今日の休日も鬱々と引きこもって過ごすのか?いやいや、思い切って映画館に行こうとキングスマン、これがどつぼ。映画館でこんなに爆笑したの久しぶり。人をポンポン殺して爆笑させるって、さすがキックアスの監督だなー。積もり積もった人間憎悪がつかの間…

鬱自殺寸前の日々が続く。一歩手前で、いかに踏み止まるか。ますますゾンビになっていく自己を肯定できるか否かに、すべてがかかっている。肯定して、ゾンビの生を享楽し得るか。ゾンビたることに耐えられず、消えてしまうか。ギリギリの綱渡りが、続くだろ…

「薄氷の殺人」。突然現れる馬、不意に打ち上がる白昼の花火...、物語の主線から逸脱した狂気の数々に心打たれた。映画に感動するとはこういうこと。自分の中で眠り呆けていた映画獣が久々に吠えた。

昨日に続いて安藤サクラ主演「百円の恋」。面白かった。抑えた演技の新井浩文が良かった。 明日から仕事。ますますゾンビと化し影を薄め、黙々と自己処罰に徹するのみ。

正月休みの4連休。完全な孤独。うちで鬱々としているのが嫌なら、映画館より他に行き場なし。31日「マップ・トゥ・ザ・スター」。1日「ウォールデン」。本日「0.5ミリ」。いずれも傑作で心を動かされた。とくに「0.5ミリ」は、おおー!この手があったか…