2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ショック集団。こんなぶっ飛んだ傑作を見逃していたなんて!フラーの気違いっぶりにただただ脱帽。

ユーロスペースでフラー特集。チャイナゲイト、傑作。問答無用のアクションに打たれる、これぞ映画。べートーヴェン通りの死んだ鳩、ぶっ飛んだ面白さ随所にあり、クリスタラングの存在感素晴らしいが、ちと長すぎ。90分に圧縮してれば傑作だったものを。

ブラックスキャンダル、地味だがしっかりした演出で飽きなかった。スコット・クーパ―という新人監督、今後楽しみだ。禿げ頭で革ジャンのジョニデの迫力もなかなかだったが、久々にケビン・べーコンが見れてよかった。

一年で一番やさぐれるバレンタインという日にキャロルというレズ映画を見て少し救われた。表情ひとつでラストをキメるケイトが見事!相手役のルー二ーの美しさにも打たれた。とくにセックスシーンは胸締め付けられる美しさだった。

オデッセイという映画をIMAX3Dで見たんだが、前評判から期待していた変なディスコミュージックでノリノリのシーンは少なめでほとんど笑えず、といって手に汗握る展開にもとぼしく、3Dの迫力もお約束程度で、途中から退屈で仕方なかった。米中協力でめでたし…

資本主義は成長が止まれば死ぬ。死にたくなければ、どんな無理、無茶をやってでも成長し続けなければならない。その悪あがきは、もはや目を覆うほど醜悪になっているが、たとえ世界が滅んでも構わないと言わんばかりに、資本主義は無限の成長を目指し続ける…

ただもう素晴らしい!と呟いて絶句するしかないほどの傑作に久しぶりに出会った。横浜聡子監督「俳優 亀岡拓次」だ。荒唐無稽でシュ―ルな脱線に次ぐ脱線がおおらかな笑いと共に疾走する。映画の奇跡、奇跡の映画とはまさにこれ。普段はもはや笑うことも泣く…