2014-01-01から1年間の記事一覧

被害者意識からの脱却こそ、緊急の最重要課題であると、この頃強く感じる。被害者意識に囚われている限り救いはない。被害者意識から加害者意識へのコペルニクス的転回によって、世界はまるっきり違って見えてくる。この悲惨、この不幸、この苦痛を、被害者…

無意識のエスが「それ」をやってしまうのだ。エスの「それ」=サボタージュが主体を突然襲い、主体は「それ」を後から享楽し得るのみ。職場の事故から思った事。

「うちにはもっと大きな欲がある。一人で十分いう欲や。」 「女は嫌や。女は嫌や。女にはなりたない。子供のままでいたいんや。」 たぶん10年以上ぶりに見た「大地の子守唄」はやはり泣かずにいられない傑作だった。反逆精神の固まり、原田美枝子が圧倒的…

スコリモ「ムーンライティング」「シャウト」と二本続けて見れた贅沢な日曜日。ちきしょー!やっぱり映画ってすげーなー。こんなに狂えるもんなんだなー。とくに「シャウト」の狂気には震撼。これだから映画はやめられない。廃人になっても映画館に行き続け…

この夏はつらかった。ついに死ぬかと思った。が、昨夜から急に涼しくなり、どうやら夏を乗り切ってしまったらしい。この陰惨な生には、今夏も、とどめは刺されなかった。まだまだ生きよというのか...。 フィルムセンターで「女体」。浅岡ルリ子にノックアウ…

会社で働く、ただそれだけで、魂の虐殺だ。虐殺されている、と日々感じる、この感じ方に、間違いはないはず。たんに仕事がきついとか、人間関係が煩わしいとか、そんなこととは違う次元で、人間の尊厳が踏みにじられている。資本主義という、このあり得ない…

ユーロスペースで「革命の子供たち」。2人の女革命家の美しさ。国家による処罰の無慈悲さ。そして世界のどんなテロの光景より、ちょっと映された現代の新宿の空虚さ、廃墟ぶりが不気味極まっていて一番怖かった、こんな所に人間が住めるはずがない。住んで…

「生の否定」はもううんざりだ。「生の否定」は日々の陰惨なニュースで嫌になるほど見せられているし、日々の暮らしでも吐き気がするほど経験させられている。「生の否定」に迎合している醜悪な作品など一切見たくない。私が欲するのは、ほんのささやかなも…

フィルムセンター名物の大行列、もう20年位何も変わらぬ。警備員の言いなりに並ばされ、進められ、刑務所か何かの様で苦痛だが、520円で映画が見れるのだから文句は言えないか。「爛」と「刺青」。若尾文子に酔い痴れた。それにしてもここはほんとにフ…

耐えられない。耐えられない。耐えられない。朝から晩まで侮辱に囲まれている。

もう我慢の限界だ。人間に耐えられない。人間をやめて草になりたい。石になりたい。砂になりたい。感傷的文学的アホアホ「人間性」など糞だ。そんな糞をありがたがって嬉々としてまみれて周りまで糞まみれにしようとする「いい人」こそ極悪人だ。まったくこ…

ベロッキオの「眠りの美女」。いまいち乗れなかったが、最後の最後、あの無償のアクションがすべてを救った。やっぱり映画の魅力は物語や意味じゃない。この腐った世界の「外」に触れてしまう驚き。

ユーロスペースでパラジャーノフ「火の馬」と「ざくろの色」。一本1800円に驚いた。新作と同じ値段って高過ぎでしょ。昔どっかのミニシアターでパラジャーノフを見た時は3本立てで1500円とかだったような気がするが...。まあ色彩は綺麗だし、刺激的…

たぶん10年以上ぶりだと思う「今宵だけは」と「ラパロマ」を続けて見る事が出来た豊饒な夜。イングリット・ カーフェン という女優にとことん魅せられた。

別に休みのたびに映画館に行く義理もないんだが、うちにこもってると鬱屈して死にたくなるからついつい行ってしまう。今日はイメージフォーラムで「ポケットの中の握り拳」。高名だが見逃していた映画をやっと見れた。一部のシネフィルが言うほど大傑作とは…

久々にフィルムセンターに行ったらお爺さんばかりで驚いた。ここに限らず最近どのミニシアターに行っても客層の高年齢化が目立つ。一昔(10年位?)前までは大学生と思われる若い男女の方が多かったような気がするが、若者たちはどこに行ってしまったんだろ…

前代未聞の虐殺が進行している。魂の、人間性の虐殺。荒廃した顔、顔、顔...。もう耐えられない。

かつてアテネフランセに通いつめて小川プロの作品はほとんど見ているのだが、どうしても見るチャンスがなかった「1000年刻みの日時計」を今日ついに見る事が出来てた。ドキュメンタリーとフィクションが混ざった奇妙奇天烈な映画で面白かった。やっぱり…

性懲りもなく繰り返される、自分のバカさ、弱さ、愚かさに、腹が立ち情けなくて死にたくなる。バカは死ななきゃ治らないとはよく言ったものよ。治ったと思っても実は治ってないんだなこれが。だが、なにくそ、なにくそ、なにくそだ。泥まみれで立ち上がり、…

「収容病棟」素晴らしかった。テレビでは絶対見れない、むき出しの、人間的あまりに人間的な挙動に見惚れているうちにあっという間の4時間。特に鉄格子ごしの男女の抱擁シーンは至上。ただ、男性収容者の階しか撮れてないのが残念。女性収容者の階も撮る事…

注文していた安里ミゲルの2冊の詩集が届きご機嫌。「悪い詩集」は以前図書館で借りて読んだ記憶あり。「名詩、産ス名」は意外な小ささの本で、「悪い詩集」と同じくらいのボリュームが欲しかったなー。さて、じっくり読みます。 午後は「第二砦」と「鉄塔」…

「私らは侮辱の中で生きています。」とい中野重治のある小説中の言葉がこの頃特に身に沁みる。いったいどこまで馬鹿にされ、踏みにじられ続けなければならないのか。我慢にも限界がある。 神奈川県はクソ不便な場所に運転免許試験場があり、そこで更新手続き…

私の惨状。象徴界の崩壊、現実界の露出。衣服を剥ぎ取られた素っ裸。もともと子供の頃から現実界に圧倒され、言語生活は困難だったが、生き延びるためにとりあえず仮設した象徴界も次々と崩壊、もはや仮設すべき象徴界のネタも尽き、廃人化。いや、まだその…

やったー!ワールドカップ日本負けた!気分爽快な朝!

私がもっとも憎むのは、コミュニケーションを強要されること。これだけは我慢できない。

目覚めの鬱、絶望、倦怠、もう何もかも嫌だ、全部投げ出してどっか行ってしまいたいという想いは、日々強まる。しかし「どっか」はない。日本中が資本主義化、管理社会化され尽くしているのだから、どこまで行っても「嫌」「嫌」「嫌」だらけだろう。どっか…

マルクス主義のように「労働力商品の無理」と言おうと、最近のスガ秀実のように「人的資本の無理」と言おうと、とにかくただもう「無理」なのだということを、下層労働の現場にいてひしひしと感じる。朝から晩まで無理無理無理なのだ。そして悲惨は、その無…

相変わらずの倉庫内の下っ端作業の日々。鬱屈が深まるばかりのヤケ酒の日々。 ファスビンダーと小川プロの特集が同じ建物で同時に始まり、最初はファスビンダーの方へ行く気満々だったのだが、ファスビンダー行列、小川余裕の情報に、近年ますます加速する日…

東中野の中華料理(兼居酒屋?)の唐揚げ定食の唐揚げが大きくてカリッカリで美味かった!これで750円は安い。いつもチェーン店の小さい唐揚げとかスーパーのグチョグチョの唐揚げしか食ってないので、なおさら感動。食後にポレポレで「シンプルメン」。客…

わがボロ部屋のゴキブリが増え続けている。そろそろゴキブリホイホイをしかけてみるか、と思うが、ちょっとかわいそうな気もする。人間よりもゴキブリに親近感を覚える今日この頃なのだから。人間どもときたら、「善意」の名のもとに余計な干渉ばかりしやが…