読書の喜び

散々回り道をした挙句、結局この世には読書より楽しいことはないという結論に至った。いろいろな楽しみがあるような気がしていろいろやってみた。それぞれそれなりに楽しいこともあった。が、部屋で寝転がって好きな本を読む喜びに優るものはなかった。書を捨てよ、街へ出ようという教えは、書より尊いものは何もないことを知るための回り道の必要を説いたのだろうか。パソコン=インターネットにも期待してはいけない。本を読むことに比べたら百分の一位しか楽しさはない。もう何もかも捨てて、寝転がって本を読んで過ごそう。